こころの不調は誰にでも起こる|うつ病・適応障害・不安障害の基礎知識

「こころの不調」と聞くと、どこか特別なことのように感じる方も多いかもしれません。
しかし実際には、こころの調子を崩すことは、年齢や性別、性格に関係なく、誰にでも起こりうるものです。
仕事や学校、人間関係、生活環境の変化など、私たちは日常の中でさまざまなストレスにさらされています。その積み重ねによって、気分の落ち込み、不安が続く、やる気が出ない、眠れないといった症状が現れることがあります。

こころの不調とはどんな状態?

こころの不調という言葉は幅広く使われていますが、必ずしもすべてが精神疾患を指すわけではありません。
一時的なストレスや疲れによって、気分が落ち込んだり、不安を感じたりすることは、誰にでも起こります。このような場合は、休息をとったり、環境が変わったりすることで、自然に回復していくことも少なくありません。
一方で、

  • 夜になかなか眠れない
  • 休んでも回復しにくい
  • 仕事や学校、日常生活に支障が出ている

といった状態がみられる場合には、医療的な支援が必要な「病気の状態」と考えられることがあります。
こころの不調にはいくつかのタイプがあり、状態によって特徴が異なります。
たとえば適応障害は、はっきりとしたストレス要因があり、その環境から離れたり負担が軽くなったりすると、症状が和らぐことが多いとされています。
一方、うつ病は、気分の落ち込みや興味・喜びの低下が長く続き、十分に休んでも回復しにくい状態が特徴です。日常生活に支障が出ることも少なくありません。
また、不安障害では、強い不安や緊張が続き、動悸や息苦しさなどの身体症状を伴うこともあり、生活に影響が出る場合があります。

こころの病気は「気持ちの問題」ではありません

これらのこころの不調に共通して言えるのは、「気持ちの弱さ」「性格の問題」ではないということです。 脳やこころの働きのバランスが崩れた状態であり、適切な支援や治療によって回復が期待できます。
「いつもと違う状態が続いているな」と感じたとき、 早めに相談したり、今の状態を知ろうとすることはとても大切です。 不調に気づくことは、回復への第一歩でもあります。

病名が分からなくても、相談していい

とはいえ、 「これは病気なのかどうか分からない」 「病名がはっきりしていない状態で相談していいのか迷う」 と感じる方も少なくありません。
トライアド治験ネットでは、病名が分かっていなくても、気分の落ち込みや不安などの症状があれば登録することが可能です。 治験に参加することで、医療機関で現在のこころの状態や症状について、詳しく確認してもらえる場合があります。
「今の自分の状態を一度きちんと知ってみたい」 そんな思いを持ったときに、治験という選択肢が、こころと向き合うきっかけになることもあります。
無理をせず、今の状態を「知る」こと。それも、自分のこころを大切にする行動のひとつです。

参考:厚生労働省、国立精神・神経医療研究センター ほか

トライアド治験ネット

「こころの病を抱える患者さんが、一日でも早く、その方らしい生活を取り戻せること」をmissionに、治験啓発事業(ボランティア募集)に取り組む【トライアド治験ネット】公式ブログです。治験情報と共に、日常に役立てられるようなメンタルヘルス情報も発信します!